アブシバレー
あぶしばれー
畔草を刈り、害虫やネズミを海へ流して豊作を祈る行事。
行事について
アブシバレーは、畔草を払うという意味の行事で、旧暦四月の十四日から二日間、あるいは中旬以降の吉日に行われる。植え付けが済んだ時期に畔草を刈り取り、稲の害虫・害獣を防いで作物の豊作を祈願する。農村では仕事を休み、クファジューシー(炊き込み御飯)を作ってヒヌカン(火の神)や仏壇に供える。イモの葉などで虫舟を作り、集めた虫をのせて海へ流す、害虫をニライ・カナイへ送るといった儀礼も伝えられる。地域によってはカミンチュによる豊作祈願や、家畜を連れて浜下りする行事もあったが、現在はほとんど行われていない。
文化的背景
農薬がなかった時代に、虫やネズミの害を象徴的に海へ流し去る発想から生まれたと考えられる。ニライ・カナイへ送るという観念とも結びつく。
準備と流れ
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1
仕事を休んで行事に入る
農村では仕事を休み、虫払いの儀礼を行う。
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2
畔草を刈り、虫を集める
植え付け後の畔草を刈り取り、稲の害虫や害獣を集める。
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3
供え物を整える
クファジューシーを作り、ヒヌカンや仏壇に供える。
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4
虫を海へ流す
イモの葉などで作った虫舟に集めた虫をのせ、海へ流して豊作を祈る。
地域ごとの伝承
沖縄県
県内各地で行われる。