ドナンマチリ
どなんまちり
旧暦十月から十一月の庚申から一か月、与那国島で各集落が順に祈願と奉納芸能を行う祭り。
行事について
ドナンマチリは、与那国島で旧暦十月から十一月にかけて一か月をかけて行われる祭りです。与那国ではヤ行音をダ行で発音するため、与那の祭りという意味をもつとされます。旧暦十月から十一月の庚申から一か月のあいだ、各集落が次々に儀式を行い、祈願の内容や奉納芸能も集落ごとに異なります。祭司たちはこの月をカンヌティ(神月)と呼んで肉食を絶ち、各集落のウタキで神に祈願します。久部良ではクブラ祭りとして海賊退散を祈願し、祖納ではウラ祭りとして牛馬繁盛を祈願します。比川ではンデ祭りとして結婚奨励や子孫繁盛、家庭円満を願います。羽地ではミド山で航海安全を祈願し、下山後に長刀や槍、弓矢、太刀の舞を奉納します。最後は小屋で一夜を明かし、翌朝に神女たちが神別れ、主別れと称して送りの儀礼を行います。
文化的背景
与那国島ではヤ行音をダ行で発音するため、ドナンは与那の意とも読まれる。村あげての祭事というより、各集落が順番に担う祭礼として伝わる。
準備と流れ
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1
神月に入り肉食を絶つ
祭司たちはカンヌティのあいだ肉食を断ち、各集落の祭礼に備える。
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2
各集落で祈願と奉納を行う
久部良、祖納、比川などで、それぞれの祈願と奉納芸能を行う。
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3
翌朝に神別れをする
神女たちが神別れ、主別れと称して送りの儀礼を行い、祭りを締めくくる。
地域ごとの伝承
与那国島
久部良、祖納、比川などが順に儀式を行い、祈願や奉納芸能の内容が集落ごとに異なる。