ガンゴー
がんごー
旧暦8月9日に行う、ガンの修復と奉納芸能、慰労祭を伴う行事。
行事について
ガンゴーは、旧暦8月9日ごろに県内各地で行われる行事です。火葬が普及する以前に棺を載せて運んだガンを、ガンヤー(霊屋)から取り出して修復・点検し、祈願を行います。ガンはチヤーギや杉などで作られ、朱色に塗られるものもあり、ガンヤーに納める際には飾りや部品を外して組み立て直します。修復の後は公民館などの広場に安置し、棒術などの奉納芸能を披露します。地域によってはムートゥヤーにも祈願を行い、最後にガンを再びガンヤーへ戻して、お供え物をして鎮めます。その後、ガンゴーの終了を祝う慰労祭としてガンヌユーエー、コーヌユーエーが行われます。
文化的背景
ガンは単なる葬送具ではなく、集落を支える力があると考えられている。修復や奉納芸能を通じて、集落の安全を祈願する行事として継承されている。
準備と流れ
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1
ガンヤーで祈願する
地区の長や長老がガンヤーで祈願し、ガンを取り出す。
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2
ガンを修復する
部品を取り出して組み立て、異常があれば修理し、漆や飾りを取り替える。
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3
奉納芸能を行う
公民館などの広場で棒術などの芸能を披露し、ムートゥヤーにも祈願する。
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4
ガンヌユーエーで締める
ガンをガンヤーへ戻して鎮め、最後に慰労祭を行う。
地域ごとの伝承
豊見城市字高安
修復したガンを公民館前に安置して行う壷ゴー祭がある。
糸満市字座波
修復のためにガンを運び出すガンゴーがある。
沖縄本島南部
ガンやガンヤーが失われた地域もあるが、祠を設けて祈願を続ける例がある。
県内各地
毎年旧暦八月九日にガンヤーに供え物をし、集落の安全を祈願する。十二年ごとに修復する地域もある。