ハチウクシー
はちうくしー
旧暦一月二日に行う仕事始めの儀式。漁業ではフナウクシー、農業ではハチバルとも呼ばれ、一年の豊漁・豊作・安全を祈願する。
行事について
旧暦一月二日に県内各地で行われる仕事始めの儀式。漁業ではフナウクシー(船起こし)、農業ではハチバル(初原)ともいう。漁業では船に大漁旗を掲げ、塩、花米、餅、酒などを供えて一年の大漁と航海安全を祈願する。糸満では旧暦二日の早朝、満潮に合わせて行われ、翌日に漁業組合へ集まり宴を開いてカリー(嘉例)をつける。渡名喜島では乗組員が料理、三線、太鼓などを持って漁船に乗り、舳先にガジュマルや松の枝を飾り、大漁旗や万国旗を掲げて船霊を祀る。農家では畑を鍬で二度起こしたり、ハルマーイ(畑の見回り)を行い、農機具に酒、花米、塩などを供えて新しい一年の豊作を祈願する。
文化的背景
漁業・農業ともに伝統的には男性が行う儀式とされる。実際の本格的な仕事は翌日から始める場合がある。
準備と流れ
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1
船や道具を飾る
漁船に大漁旗を掲げ、若松、ガジュマル、松の枝などを飾る。
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2
船霊や神棚へ祈願する
塩、花米、餅、酒などを供え、一年の豊漁、豊作、安全を祈願する。
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3
祓い清める
供えた塩を船全体にまいて祓い清める地域例がある。
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4
カリーをつける
祈願の後、宴を開いたり、三線や太鼓で祝い、嘉例をつける。
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5
農家ではハチバルを行う
畑を鍬で二度起こしたり、畑を見回り、農機具に酒、花米、塩などを供える。
地域ごとの伝承
渡名喜島 — フナウクシー
旧暦二日の満潮時、乗組員が料理、三線、太鼓などを持って漁船に乗り、舳先にガジュマルや松の枝を飾り、船霊を祀る。
沖縄本島・糸満 — フナウクシー
旧暦二日の早朝、満潮に合わせて漁船に大漁旗を掲げ、塩、花米、餅、酒を供えて豊漁と航海安全を祈願する。
県内各地 — ハチウクシー
漁業、農業、商業、大工など職業ごとに一年の仕事始めとして行う。