ナーパイ
なーぱい
宮古島城辺町で旧暦3月初酉に行う、津波よけと集落繁栄を祈願する神事。
行事について
ナーパイは、津波よけと集落の繁栄を祈願する宮古島独特の神事。言葉には「縄を張る」という意味があるとされ、旧暦3月初酉に宮古島城辺町の砂川・友利で行われる。まずカミンチュと各家庭の女性が一緒にウタキを巡って祈願を行い、その後、ウタキの前庭で六人から八人の集落の男性が木の枝を櫂に見立てて船を漕ぐ所作をする。さらに白装束のカミンチュに先導され、白装束の女性たちがダティフ(タデコとも。竹の一種)を縄でくくり、拝所や海岸などに順番に立てて祈願する。海と陸の境界をはっきりさせる象徴的な行為と考えられている。竜宮から島に使わされたウマノアズとサアネの伝説とも結びつき、ウマノアズが竜宮へ戻る際に津波よけの儀礼を伝えたことに由来するとされる。
準備と流れ
-
1
ウタキを巡って祈願する
カミンチュと各家庭の女性が一緒にウタキを巡り、津波よけと集落繁栄を祈願する。
-
2
舟漕ぎの所作をする
ウタキの前庭で集落の男性が木の枝を櫂に見立て、舟を漕ぐ所作を行う。
-
3
ダティフを立てる
白装束の女性たちがダティフを縄でくくり、拝所や海岸などに順番に立てて祈願する。
地域ごとの伝承
宮古 — 城辺町砂川・友利のナーパイ
宮古島城辺町砂川・友利で行われる。ウタキ巡りとダティフを立てる所作が中心。