二月ウマチー
にんぐわちうまちー
旧暦2月15日頃に行う穂祭りで、麦の収穫感謝と豊作、無病息災を祈る行事。
行事について
ニングヮチウマチーは、麦や稲の実りを祝って感謝し、収穫や家族の無事、健康を祈る穂祭りです。宮古地方では麦プーズ(麦の収穫祭)とも呼ばれ、旧暦2月〜3月の吉日に行う地域があります。琉球王国時代には「麦稲山大祭」と呼ばれ、正月の神事として久高島や首里城で国王も参加する大規模な儀式が行われていました。現在では、仏壇やヒヌカン(火の神)にお供え物をし、門中や家庭単位で、あるいは地域ごとの無病息災祈願として行われます。旧暦2月には麦のウマチー、旧暦5月と6月には稲のウマチーが行われ、家の無病息災を祈る内容へと変化しています。さらに、地域によっては祖先に祈りを捧げる儀式へ内容が変化している場合もあります。参加できない人は、ムートゥヤーの方向に向かって拝むこともあります。
文化的背景
琉球王国時代は王府の神事として大規模に行われていたが、収穫構造の変化とともに、現在は家庭や門中単位の祈願に中心が移っている。稲作の減少後は、祖先供養に近い形へ変化する地域もある。
準備と流れ
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1
仏壇とヒヌカンを拝む
仏壇やヒヌカンにお供え物をし、家族の無事や健康を祈る。
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2
井戸や拝所へ詣でる
地域によっては井戸へ行って井戸神へ祈りを捧げ、ムートゥヤーの方向に向かって拝むこともある。
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3
豊作を感謝して拝む
麦や稲の実りを祝い、収穫に感謝する。
地域ごとの伝承
沖縄本島南部
南風原町津嘉山ではウンサクやヒラウコウを供えてウガンする。
沖縄本島
家庭では仏壇やヒヌカンに麦の穂などを供え、家族の無事や健康を祈る。
豊見城市 — 平良のグングヮチウマチー
豊見城市平良では、カミンチュがヒヌカンにウガンする事例がある。
宮古地方
麦プーズ(麦の収穫祭)とも呼ばれ、旧暦2月〜3月の吉日に行う地域がある。麦の収穫を感謝する行事として受け継がれている。
沖縄県
県内各地で行われる。家庭や門中単位、また地域主催の無病息災祈願として行われるようになった。