シーミー
しーみー
旧暦3月の清明節に行う祖先供養。門中や家族で墓前に集まり、酒や重詰料理を供える。
行事について
シーミー(清明祭)は、旧暦3月の清明節(新暦4月5日ころ)に沖縄本島中南部を中心として盛大に行われる祖先供養の行事。もとは中国から伝来した二十四節気の清明節に由来し、沖縄では祖先供養の墓前祭として定着した。那覇市首里近辺ではウシーミー(御清明)とも呼ばれ、首里の士族の間で行われていた儀式が起源とされる。行事には大きくカミウシーミー(神御清明)と普通のシーミーがあり、カミウシーミーではムートゥヤー(宗家)に門中で集まり、料理と酒肴を持って祖先くらいの地を巡拜する。普通のシーミーでは、自分の身近な祖先の墓を参拜する。現在は入り日を過ぎた日曜日など人が多く集まる日に行うことが多く、塔前やムートゥヤー、覛望のよい野原などに集まって、酒、重詰料理、ウチカビ(紙銭)を焼いて祖先供養を営む。沖縄本島中南部でとくに盛んだが、宮古や八重山では十六日祭のほうがより盛大に行われる。
文化的背景
中国の清明節が伝来し、沖縄では墓前での祖先供養として変化した。首里の士族の儀式が広く伝わったとされる。
準備と流れ
-
1
墓前に集まる
親類緑者が墓前やムートゥヤーに集まり、祖先供養を行う。
-
2
カミウシーミーを行う
神墓や祖先ゆかりの墓を巡拜し、門中で料理と酒肴を供える。
-
3
普通のシーミーを行う
身近な祖先の墓に参拜し、酒、重詰料理、ウチカビを供えて供養する。
-
4
ごはんを分ける
墓前で供え物のお下がりを頂き、家族や門中で交流する。
地域ごとの伝承
沖縄県内
県内各地で行われる祖先供養の墓前祭。沖縄本島中南部で特に盛んでおり、宮古や八重山では相対的に少ない。
沖縄本島中南部
ムートゥヤーや墓前に親類緑者が集まり、祖先供養を行う。
那覇市首里近辺
ウシーミーとも呼ばれ、首里の士族の間で行われていた儀式とされる。
八重山
シーミーより十六日祭のほうが盛大に行われる。
宮古
シーミーより十六日祭のほうが盛大に行われる。