行事一覧へ
厄払い・集落祭祀

シマクサラシ

しまくさらし

集落に結界を張ってヤナカジを防ぐ厄払いの儀式。

シマクサラシ

行事について

シマクサラシー(島腐らし)は、集落に結界を張り、外部からヤナカジ(悪風・病気などの災厄)が入らないようにする儀式。二月上旬を中心に県内各地で行われる。牛や豚を殺して肉をお供え物とし、血はススキやゲッキツ、クワズイモ、ガジマルなどの葉に付けて屋敷の畦、便所、門などに塗りつける。さらにヒザイナー(通常とは逆に左撚りになった縄)に牛や豚の骨や肉を括りつけ、集落の川や境界の高い位置に道を遮るように張って結界を作る。場所によってはノロやカミンチュによるウガン(御願)も行われる。

文化的背景

沖縄本島南風原町喜屋武には、牛が水を求めてヤナカジ退散を語る由来話があり、ヤナカジが流行すると牛の血や肉をムラの端々に下げたとも伝えられる。現在は牛の代わりに豚を用いる地域もある。

準備と流れ

  1. 1

    牛または豚を供える

    牛や豚を殺し、肉をお供え物として拝所や村落のニーャなどに供える。

  2. 2

    血を葉に付けて塗る

    血をススキやゲッキツ、クワズイモ、ガジマルなどの葉に付け、屋敷の畦、便所、門などに塗りつける。

  3. 3

    ヒザイナーを張る

    左撚りのヒザイナーに牛や豚の骨や肉を括りつけ、集落の外れや境界の高い位置に張って結界を作る。

  4. 4

    ウガンを行う

    ノロやカミンチュが拝所でウガンを行い、ヤナカジの進入を防ぐ。