ウェーダウガン
うぇーだうがん
旧暦1月初午の日に沖縄本島玉城村で行う田植え始めの御願。稲作の祖に感謝し、豊作を祈る。
行事について
ウェーダウガン(親田御願)は、沖縄本島南部の玉城村で旧暦1月初午の日に行われる田植え始めの行事。玉城村は沖縄における稲作発祥の地と伝えられ、ウキンジュ(受水)、ハインジュ(走水)、ウエーダ(親田)、ミフーダ(御穂田)など、稲作に関わる拝所が数多くある。この日は午前にカラウカハ、ウキンジュ、ハインジュ、ウエーダを順に拝み、ヒチジと呼ばれる餅米のねり粉を使って田植えを始める。田植え後はウキンジュの南にあるユーエーモー(祝毛)へ移り、南に供え物をしてから北、西、南、東の順に四方へ二十二回お辞儀をするサンジュウサンペー(三十三拝)を行う。最後に稲作の祖アマミチューを祀るミントンに向かってウヒチェー(報告)を行い、儀礼を終える。儀礼のあとには、お下がりの料理やウンサクが振る舞われ、アマウェーダ(親田)のクェーナが謡われる。
文化的背景
玉城村仲村渠に伝わる稲作伝来の言い伝えと結びついた行事で、琉球に稲作が伝わった過程を伝承する。
準備と流れ
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1
拝所を拝む
初午の日の午前に、カラウカハ、ウキンジュ、ハインジュ、ウエーダを順に拝む。
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2
ヒチジを戴いて田植えを始める
餅米のねり粉であるヒチジを頭に戴き、親田で田植えを始める。
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3
ユーエーモーで四方に拝む
田植え後、祝毛で南から拝み、北、西、南、東の順に二十二回にわたって四方へお辞儀をする。
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4
ミントンに報告する
稲作の祖アマミチューを祀るミントンに向かい、ウヒチェーで儀礼を締めくくる。
地域ごとの伝承
沖縄本島南部 — 玉城村のウェーダウガン
仲村渠などで行われる田植え始めの儀礼。