ヤシチヌウガン
やしちぬうがん
屋敷の神へ供物をし、家内安全と家と土地の守護を願う行事。
行事について
ヤシチヌウガン(屋敷の御願)は、屋敷の上にいる神、すなわちヒヌカン(火の神)、仏壇、井戸、屋敷の四隅(北、東、南、西)、フなどを拝んで、一年の暮らしに感謝し、家内の安全を祈ります。旧暦2月と八月の年二回が基本で、地域によっては十二月も含めて年三回行うことがあります。拝む日はとくに吉日を選びます。沖縄本島では旧暦2月と八月に行われます。宮古地方では旧正月に願を立てて、十二月にウガンブトゥチ(御願解)を行うこともあるそうです。このほか、屋敷が荒れている場合や家庭内で問題が続く場合には、そのつど清めのウガンをします。
文化的背景
屋敷は単なる住まいではなく、神が宿る聖な場所と考えられている。ヒヌカン、仏壇、井戸、屋敷の四隅などを拝んで家と土地を護る点に、近代的な枠ではくくれない家伝生活の意味がある。
準備と流れ
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1
ヒヌカンを拝む
まずヒヌカンに、ヤシチヌウガンを行う旨を報告する。
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2
仏壇、井戸、屋敷の四隅を拝む
仏壇、井戸、屋敷の四隅、フなどを拝んでいく。
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3
供え物をして祈る
ウチャヌク、白米、酒、ヒラウコウ、果物、重箱料理などを供えて家内安全を祈る。
地域ごとの伝承
沖縄本島
本島では家の中の拝み順と供え物にまとまりがある。
宮古
宮古地方では旧正月に願を立てて、12月にウガンブトゥチ(御願解)を行う例がある。
沖縄県
県内各地で行われる。基本は旧暦2月と8月の年二回だが、地域によって12月も行う。