ユークイ
ゆーくい
旧暦九月の甲子や己卯などに、宮古・八重山地方で新たな年の豊作を招くために行う世乞いの祭り。
行事について
ユークイは、旧暦九月に宮古諸島と八重山諸島で行われる世乞いの儀式で、新たな年や新たな農期の豊作を海の彼方から招き寄せる予祝です。ツカサンマたちは夜籠もりをしてウタカビ(祝詞)を唱え、神に酒肴を供え、神々を招いて再び送り返します。地域によってはユーニガイ、ユーンカイなどとも呼ばれ、海から神や富を招く所作や、両手で引き寄せる動作、棒や草冠を用いる作法が伝えられています。宮古では甲子の日に行う例があり、池間島では白装束のツカサンマたちがウパルズ御嶽で夜籠もりして豊作豊漁と集落の安泰を祈ります。八重山では川平、大浜、宮良などで行われ、竹富島のユーンカイでは海から神を招き寄せる所作が重視されます。
文化的背景
ユークイは「世を乞う」「豊作を招き寄せる」という予祝の行事で、海の彼方のニライカナイから神々や富を迎える思想と結びつく。名称や所作は地域差が大きい。
準備と流れ
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1
ツカサンマが夜籠もりする
ウタキにこもり、ウタカビを唱えて新たな年の豊作を祈る。
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2
神を招き寄せる所作を行う
両手で引き寄せる動作や、海に向かって神々を招く所作を繰り返す。
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3
神に酒肴を供えて送り返す
神に酒肴を供えた後、富や豊作を祈願して再び海へ送り返す。
地域ごとの伝承
八重山地方
川平、大浜、宮良、竹富島などで行われ、海から神々を招き寄せる所作やユンテルアャグを唱える。
宮古地方
ツカサンマが夜籠もりをしてウタカビを唱え、豊作や集落の安泰を祈る。池間島では甲子の日に行う例がある。